清松会とは

清松会とは

清松会(「せいしょうかい」と読みます。)とは、東京都立清瀬高等学校剣道部OB/OG会です。

春風秋霜について

清瀬高校の剣道場に入ると正面に見えるのが「春風秋霜」という文字です。
この「春風秋霜」の書は、文学博士であり書家である魚住和晃先生(号は卿山(けいざん))によるものです。
また、この「春風秋霜」という言葉は、江戸の儒学者である佐藤一斎の言志四録の一つ、言志後録の中の「春風を以て人に接し、秋霜を以て自ら粛む。」からきています。「しゅんぷうをもってひとにせっし、しゅうそうをもってみずからつつしむ。」と読みます。
春に吹く風というのは、暖かく、優しくさわやかであり、人の心を和やかにします。「春風を以て人に接し」というのは、その春の風のようなさわやかさで人に接するという意味です。
一方で秋霜というのは秋の霜ということですが、秋の霜は草木を枯らせることで厳しさの意味合いがあります。また、「粛」は「自粛」などの言葉からもわかるように、心を引き締めるということです。「秋霜を以て自ら粛む」とは、強い意志、厳しさでもって自分の心を引き締めるという意味です。
清瀬高校の剣道場に、この「春風秋霜」の書が掲げられていることには重要な意味があります。剣道の目的は技の上達や試合での勝ちへの拘りにとどまらず、剣道を通じた人間形成であるからです。

  • 最終更新:2018-07-16 10:31:54

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